建築物の確認・検査、住宅性能評価などを手掛けるERIホールディングスがストップ高の2810円(前日比500円高)を付けた。8日引け後、25年5月期決算と26年5月期の業績予想に加え、新たな中期経営計画を策定し、買い人気を集めた。
25年5月期の連結営業利益は20億4500万円(前期比2.7%増)だった。M&A(企業の合併・買収)によりソリューション事業が拡大したほか、省エネ関連業務が伸長した。
26年5月期について、営業利益予想を28億円(前期比36.9%増)とした。法改正に伴う必須審査業務の増加や、事業領域の拡大などを織り込んだ。年間配当は、中間・期末とも35円の計70円とし、前期から10円の増配を予定している。
新中計では、最終年度となる28年5月期の数値目標として、売上高280億円(26年5月期見込みは227億円)、営業利益40億円(同28億円)を掲げた。さらに、長期的な成長目標として2030年に売上高を300億円規模まで成長させ、時価総額300億円未満銘柄からの脱却を目指す方針も示した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社