クリーク・アンド・リバー社(C&R社)が3日続落、33円安の1434円を付けた。9日引け後、26年2月期第2四半期累計(25年3−8月)の連結決算を発表。増収ながら営業減益となり嫌気された。
第2四半期累計の決算は、売上高が280億9200万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は21億3800万円(同2.6%減)だった。主要なクリエイティブ分野(日本)および医療分野を中心に着実に利益成長を実現し、おおむね計画通りに推移した。25年3月に連結子会社化したT&Wオフィスを持株会社とする高橋書店グループ5社が、決算日の関係で、今中間連結会計期間から加わった。手帳や日記、カレンダーなどの企画・編集・出版を主要事業とする高橋書店グループは、出版業界特有の商習慣で中間連結会計期間は出荷した商品の返品が集中する時期となるため、営業損益および経常損益で一時的にマイナス要因となったという。
26年2月期業績予想は、売上高600億円(前期比19.3%増)、営業利益50億円(同38.3%増)を据え置き。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で46.8%、営業利益で42.8%となっている。
10日の終値は、前日比18円安の1449円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社