
(画像=SBI証券)
この記事は2025年4月24日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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米中貿易摩擦への懸念が後退し、大幅高
米中貿易摩擦への懸念が後退し、 3指数揃って上昇。ナスダックは2%超の大幅高。
米WSJが、米当局者の話としてトランプ米政権が対中関税の引き下げを検討していると報道。全体的な対中関税がおよそ50%から65%の間に下がる案を含め検討しているとした。
同報道後、米政権関係者が対中関税引き下げを一方的な形で提案したことはないとの発言が複数あり、上げ幅は縮小。
セクター別では、ディフェンシブの生活必需品と、原油安の影響でエネルギーの2セクターのみが下落。
債券利回りは、10年債利回りが低下。政策金利の動向を反映しやすい2年債利回りは、3月新築住宅販売が予想を上振れたことなどを受け上昇。
ドル指数は上昇。対円では、1ドル143円台まで円安ドル高が進行。ベッセント米財務長官が、日本との通商交渉で為替レートの具体的な目標を求めるのかとの質問に対し、「通貨目標は一切ない」と回答した。
原油価格は反落。OPECプラスの一部が生産引き上げを強く求めると関係筋の話としてロイターが報じたことが材料視された。
金価格は大幅続落。米中貿易摩擦への懸念や、トランプ大統領がパウエルFRB議長を「解任するつもりはない」と発言しFRBの独立性が損なわれるとの懸念が後退。安全資産として選好されていた金の売りが広がった。
個別株では、前日に1-3月期の決算発表を行なったEV大手のテスラ(TSLA)が+5.3%。売上高は市場予想を下振れるなど業績は軟調だった。しかし、イーロン・マスクCEOが来月からトランプ政権に充てる時間を大幅に減らし、同社の経営に時間を割くとの姿勢を示したことが好感され、株価を押し上げた。
寄り前に1-3月期の決算発表を行ったボーイング(BA)が6%超の大幅高。民間機の納入数が前年同期比で回復。5四半期ぶりに売上高が前年同期比で増収となった。
【4月24日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
IFO企業景況感指数(4月)
シカゴ連銀全米活動指数(3月)
米耐久財受注(3月)米新規失業保険申請件数(4月19日に終わる週)
米中古住宅販売件数(3月)
7年国債入札
■主な企業決算の発表
寄り前:アメリカン航空グループ(AAL)、メルク(MRK)、プロクター・アンド・ギャンブル(PG)、Tモバイル(TMUS)
引け後:アルファベット(GOOGL)、インテル(INTC)、ペプシコ(PEP)、ギリアド・サイエンシズ(GILD)
~見通し~
引け後のアルファベット(GOOGL)の決算発表に注目が集まる。米政権の対中強硬姿勢が和らいだ発言や報道がなされれば、さらなる株価回復にも期待ができるだろう。
SBI証券 投資情報部 栗本奈緒実
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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