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<相場の読み筋>5月22日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月22日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月22日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月22日

 21日の米国株式は、続落した。NYダウが前日比816.80ドル安の4万1860.44ドル、ナスダック総合指数が同270.071ポイント安の1万8872.643ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億6428万株、ナスダック市場が91億817万株だった。トランプ減税の恒久化を巡り、財政赤字の拡大が警戒されるなか、米20年国債の入札が低調だったことが判明。同10年物国債の利回りが上昇(価格は下落)、株式の相対的な割高感が意識され、株価の下落につながった。NYダウ採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやナイキ、アメリカン・エキスプレスなどが値下がり率の上位に入っている。

 22日の東京株式は、軟調な展開か。現地21日の米国株安を受け、朝方から売り先行スタートとなりそう。手がかり材料に乏しいなか、消去法的に米関税政策の影響を受けにくい内需関連の中小型株に物色の矛先が向かう場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の前半(21日は143円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=163円台の前半(同162円92-96銭)と円安方向にある。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、ソニーG<6758.T>、キーエンス<6861.T>などが、21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比340円安の3万6920円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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