
(画像=SBI証券)
この記事は2025年6月6日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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労働市場の悪化を懸念、トランプ氏とマスク氏が非難の応酬
6月5日(木)の米国株式市場では、主要3指数は下落。この日はトランプ米大統領と中国の習近平国家主席がさらなる貿易協議の実施で合意し、米中の緊張緩和につながるとの期待から、株価は一時上昇する場面もあったが、米国の労働市場が減速しているとの懸念が相場の重荷となった。また、トランプ氏とイーロン・マスク氏がソーシャルメディア上で非難の応酬を繰り広げたため、テスラ(TSLA)が14.3%急落。他の大型ハイテク株も売られた。
経済指標では、朝8時半に発表された先週の新規失業保険申請件数は24.7万件と市場予想に反し、前回から増加した。同時刻に発表された4月の貿易収支は貿易赤字幅が市場予想以上に前月から大幅に縮小した。
セクター別(全11業種)では、10業種が下落。一般消費財・サービスと生活必需品が安く、コミュニケーションサービスのみが高い。
個別株では、前日の引け後に市場予想を上回る決算と通期ガイダンスの上方修正を発表したモンゴDB(MDB)が12.8%急騰。寄り前、市場予想を下回った調整後1株利益を発表したシエナ(CIEN)が12.9%急落。引け後、ブロードコム(AVGO)が市場予想を上回る決算とガイダンスを発表したにもかかわらず、時間外で下落した。同じ引け後に市場予想を下回った請求額を発表したドキュサイン(DOCU)が時間外で急落した。
原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の7月物は前日比0.52ドル(0.8%)高の1バレル63.37ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比24.1ドル(0.7%)安の1トロイオンス3,375.1ドルで取引を終えた。
米10年物国債利回りは前日比0.04%高い(価格は安い)4.39%で終えた。ドル指数は小幅続落、5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比80銭円安・ドル高の1ドル=143円55〜65銭で取引を終えた。
【6月6日(金)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
★米雇用統計(5月)
米消費者信用残高(4月)
主な企業決算の発表:
なし
~見通し~
米労働市場の悪化が懸念されており、市場は日本時間で今夜発表される雇用統計に注目するだろう。
SBI証券 投資情報部 潘 碩朋
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング


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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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