市況(場況)

日経平均は507円安と大幅続落、中東リスクでプライム値下がり銘柄8割超=13日前場

 13日前場の日経平均株価は、前日比507円16銭安の3万7665円93銭、TOPIX(東証株価指数)も同35.01ポイント安の2747.96ポイントと、そろって大幅に続落した。現地12日の米国株式は上昇したものの引け後に、イスラエル軍がイランに攻撃を開始したと報じられた。中東情勢の悪化を警戒しリスク回避姿勢が強まり、時間外取引での米株価指数先物が下落。日本株も売り優勢の展開となり、午前10時32分には日経平均が同632円89銭安の3万7540円20銭を付けた。週末要因もあり積極的に押し目買いを入れる投資家も限られているようだ。

 東証プライム市場の出来高は11億9579万株、売買代金は3兆830億円。騰落銘柄数は値上がりが233銘柄に留まる一方、値下がりは1356銘柄と8割を超えた。変わらずは40銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち26業種が下落、7業種が上昇した。帝人、東レなどの繊維株や、JAL、ANAの空運株が下落。日立、ソニーGなどの電気機器株や、信越化、富士フイルムなどの化学株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も軟調。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、中外薬、第一三共などの医薬品株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が高い。

 個別では、Macbee、Wスコープ、ラクーンHD、トーホー、ラクスルが下落。半面、ビジョナル、gumi、鎌倉新書、ネクソン、富士石油などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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