
(画像=株式新聞)
この記事は2025年6月17日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>6月17日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>6月17日 |
16日の米国株式は、反発した。NYダウが前週末比317.30ドル高の4万2515.09ドル、ナスダック総合指数が同294.387ポイント高の1万9701.213ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億5109万株、ナスダック市場が84億3816万株だった。ウォールストリート・ジャーナルは、イランがイスラエルとの紛争を終結させるため、交渉再開を急ぐ意向を示していると報道。紛争の早期解決への期待感が高まり株価の反発につながった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアーム・ホールディングス、マイクロン・テクノロジーズなどが値上がり率の上位に入っている。
17日の東京株式は、堅調な展開か。現地16日の米国株式が反発した動きから、きのうの良好な地合いが継続するとみられ、買い優勢スタートとなりそう。ただ、日経平均株価は、5月13日(3万8494円)、同29日(3万8454円)、6月11日(3万8529円)と3万8500円前後で押し戻されているだけに、戻り待ちの売りに上値を抑えられることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円台の後半(16日は144円17-20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=167円台の前半(同166円94-98銭)と円安方向にある。16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、資生堂<4911.T>、ニデック<6594.T>、川重<7012.T>などが、16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比150円高の3万8510円だった。
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