
(画像=SBI証券)
この記事は2025年7月2日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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銘柄間のローテーションが目立つ、利下げ観測後退でドルが一旦下げ止まり
7月1日(火)の米国株式市場では、主要3指数はまちまち。製薬や保険などこのところ株価の動きがさえなかった銘柄が買われた半面、ハイテク株には利益確定の売りが出た模様。米連邦議会上院は1日、トランプ減税の延長を柱とする減税・歳出法案を可決した。一方、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は1日に欧州中央銀行(ECB)主催の討論会に参加し、トランプ米大統領による関税政策の影響を見極めつつ慎重に利下げ時期を判断する考えを改めて示した。
経済指標では、朝10時に発表された6月のISM製造業PMIは前月から改善し、市場予想を上回った。同時刻に発表された5月のJOLTS求人件数は市場予想に反して前月から増加した。
セクター別(全11業種)では、9業種が上昇。素材とヘルスケアが高く、コミュニケーションサービスと情報技術が安い。
個別株では、テスラ(TSLA)は5.3%下落。最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏に対してトランプ氏が補助金の打ち切りを示唆し、事業の不透明感が意識された。一方、再建に向け米連邦破産法11条の適用を申請したと報じられたウルフスピード(WOLF)は98.1%急騰。
原油先物相場は反発。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前日比0.34ドル(0.5%)高の1バレル65.45ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前日比42.1ドル(1.2%)高の1トロイオンス3,349.8ドルで取引を終えた。
米10年物国債利回りは前日比0.01%ポイント高い(価格は安い)4.24%で引けた。ドル指数は続落、1日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=143円35〜45銭で取引を終えた。
【7月2日(水)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
米ADP雇用統計(6月)
主な企業決算の発表:
なし
~見通し~
市場は引き続き雇用関連のデータを注視するだろう。一方、日米貿易交渉の現状を見ると、これから他の主要国との貿易交渉も期待された通りに順調にいかないかもしれない。
SBI証券 投資情報部 潘 碩朋
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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