エービーシー・マート（ＡＢＣマート）が５日ぶりに反落、１０４．５円安の２９４０．５円を付けた。９日引け後、２６年２月期第１四半期（２５年３−５月）の連結決算を発表。増収ながら純利益が減益となり、嫌気された。
第１四半期決算は、売上高が９７６億９８００万円（前年同期比１．５％増）、純利益は１２９億５３００万円（同１．２％減）だった。売上高は、グランドステージと複合業態店舗の拡大、デジタルインフラの活用、スポーツシューズとスポーツアパレルを含めたライフスタイルカジュアルの拡充に対応。利益面では、営業費用の圧縮に努めたものの、為替が円高に振れて為替差損を計上したことが響いた。
第２四半期累計（２５年３−８月）の業績予想は、売上高１９０８億円（前年同期比１．３％増）、純利益２３６億１０００万円（同２．２％減）を据え置き。第１四半期決算の第２四半期累計の業績予想に対する進ちょく率は、売上高で５１．２％、純利益で５４．９％となっている。
１０日の終値は、前日比７６円安の２９６９円。
［ 株式新聞ダイジェスト ］ 提供：ウエルスアドバイザー社
