経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/7/15

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年7月15日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

ナスダック総合は最高値更新、関税を巡る楽観ムードが支え

7月14日(月)の米国株式市場では、主要3指数は上昇。ナスダック総合指数は2営業日ぶりに最高値を更新した。トランプ米大統領は先週末、メキシコと欧州連合(EU)に30%の関税を課すと表明していた。また、14日、ロシアに対し50日以内にウクライナと停戦しなければ、ロシアから石油などを購入した国に100%の「二次関税」を課すとした。一方、トランプ氏は新たな関税率を記して各国・地域に送付した書簡が「ディール」だと強調し、さらなる交渉に応じる構えを示唆した。

セクター別(全11業種)では、7業種が上昇。コミュニケーションサービスと不動産が高く、エネルギーと素材が安い。

個別株では、マイクロストラテジー(MSTR)が+3.8%、コインベース・グローバル(COIN)が+1.8%と暗号資産(仮想通貨)関連銘柄が上昇した。代表的な仮想通貨であるビットコインが14日に12万ドルを突破し、最高値を更新したことが材料視された。メタ・プラットフォームズ(META)が+0.5%。マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、同社が人工知能(AI)開発を支えるために複数の大規模データセンターを建設中で、第1弾は来年稼働予定だと明らかにした。テスラ(TSLA)が+1.1%。マスクCEOが同じく運営するAIスタートアップ「xAI」との合併は除外したが、テスラによる同社投資について、株主の投票にゆだねる方針を示した。引け後、トレードデスク(TTD)がS&P500指数への採用が決まったことを受け、時間外で急騰した。

原油先物相場は反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の8月物は前週末比1.47ドル(2.1%)安の1バレル66.98ドルで取引を終えた。ニューヨーク金先物相場は4営業日ぶりに反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である8月物は前週末比4.9ドル(0.1%)安の1トロイオンス3,359.1ドルで取引を終えた。

米10年物国債利回りは前週末比0.02%ポイント高い(価格は安い)4.43%で引けた。ドル指数は続伸、14日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前週末比30銭円安・ドル高の1ドル=147円65〜75銭で取引を終えた。

【7月15日(火)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
★米CPI(6月)
米ニューヨーク連銀製造業景況指数(7月)

主な企業決算の発表:
JPモルガン・チェース(JPM) 寄り前
ウェルズ・ファーゴ(WFC) 寄り前
ブラックロック A(BLK) 寄り前
シティグループ(C) 寄り前
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BK) 寄り前
ステート・ストリート(STT) 寄り前

~見通し~
関税材料に対して引き続き「TACO」トレードが目立っている。一方、市場は今週のいくつかの重要な経済指標とこれから本格化する決算シーズンに注目するだろう。

SBI証券  投資情報部 潘 碩朋

主要株価指数

主要株価指数

(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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