市況(場況)

日経平均は374円安と3日続落、半導体や自動車などさえず=29日前場

 29日前場は日経平均株価が、前日比374円95銭安の4万623円32銭、TOPIX(東証株価指数)も同27.78ポイント安の2902.95ポイントと、そろって3日続落した。朝方からきのう28日の弱い地合いが継続。前週の上昇を受けた短期的な過熱感が警戒されるなか、利益確定売りが優勢だった。前日に続き半導体関連が下落したほか、自動車関連もさえない動きとなった。日経平均は午前11時28分に、同387円02銭安の4万611円25銭を付けるなど、安値近辺で前場の取引を終えた。

 東証プライム市場の出来高は7億7700万株、売買代金は1兆8926億円。騰落銘柄数は値上がりが396銘柄、値下がりは1156銘柄、変わらずは72銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が下落、3業種が上昇した。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株が下落。郵船、川崎汽などの海運株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も安い。大和証G、SBIなどの証券商品先物や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も軟調。信越化、富士フイルムなどの化学株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株、NRI、KDDIなどの情報通信株が高い。

 そのほか、ACCESS、レーザーテク、日東紡、杉本商事、トクヤマが下落。半面、エンプラス、日車輌、Sリサーチ、NRI、大同特鋼などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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