
(画像=SBI証券)
この記事は2025年9月1日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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米主要3指数反落、ハイテク株中心に売り
4月の大幅な下げ以降、相場をけん引してきたハイテク株が売られた。AI最適化サーバーの製造コストの高騰と市場競争の激化が、AIインフラへの強い需要予測に対して懸念材料となった。米半導体大手の軟調な決算を受けて他のハイテク関連株に売りが波及。加えて、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、中国のアリババが新しいAI向け半導体を開発したと報道。米国の輸出規制を受け、中国は技術自立を加速さていると市場に伝わった。
経済指標に関して、7月PCE統計は食品とエネルギーを除くコア価格指数が市場予想と一致。前年同月比では2.9%上昇と、2月以降で最大の伸び。ミシガン大学消費者マインド指数は58.6と市場予想58.2を下回る。
セクター別(全11業種)では、6業種が上昇。ヘルスケアと生活必需品が高い。
個別株では半導体大手マーベルテクノロジー(MRVL)が18.6%急落。四半期収益が予想を下回るとの発表があった。デル・テクノロジーズ(DELL)も8.9%下落。28日発表の決算でAI向けサーバーの販売が前四半期(2月~4月期)を下回り、この分野の利益率もアナリスト予想に届かなかったことが嫌気された。一方で、中国の電子商取引大手アリババ(BABA)の米国上場株は12.9%急騰。AI関連の需要で、クラウドコンピューティング事業が予想を上回る四半期成長を果たしたことを受けて買われた。
原油先物相場は3営業日ぶりに反落。の前日比0.59ドル安の1バレル=64.0ドル。金先物相場は上昇。前日比44.2ドル高の1トロイオンス=3,518.5ドル。米連邦準備理事会(FRB)の独立性を巡る懸念の強まりを受けて買われやすかった。
米国債はまちまち。短期債利回りは低下した一方、中長期債利回りは上昇。PCE価格指数の発表後も、年内2回の利下げが早ければ9月から実施されるとの見方は崩れず。円相場は4営業日ぶりに小反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=147円00~10銭で取引を終えた。
【9月1日(月)の米国市場】
米レイバーデー・休場
【9月2日(火)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
・ISM製造業景況指数
主な企業決算の発表:
・なし
~9月2日(火)の見通し~
・テック株中心に設備投資コストの増加と収益機会低下の懸念が意識される中、内需関連株に買いが入るかもしれない。
SBI証券 投資情報部 植田 雄也
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング


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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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