
(画像=SBI証券)
この記事は2025年9月8日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

(画像=SBI証券)
米主要3指数反落、景気減速懸念と利下げ観測強まる
米主要3指数反落、景気減速懸念と利下げ観測強まる
米主要3指数は反落。米景気悪化への懸念が強まり主力株に売りが優勢になった。8月雇用統計を受けて、金利先物市場は9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%ポイント利下げの確率を8%、0.25%利下げの確率を92%と織り込んだ。金融政策への楽観的な捉え方から主要株価3指数は一時、日中の最高値を更新。しかし、その後は雇用を巡る不透明感が消費の下押しになることが憂慮される展開に。
経済指標に関して、8月米雇用統計では非農業部門雇用者数が前月比2万2,000人増と市場予想(7万5,000人増)を下回った。7月分は小幅に上方修正された一方、6月は1万4,000人増から1万3,000人減に修正。前月比で減少するのは2020年12月以来。8月失業率は4.3%と、21年10月以来の水準に上昇。
セクター別(全11業種)では、5業種が上昇。不動産とコミュニケーションサービスが高い。
個別株では半導体大手ブロードコム(AVGO)が9.4%上昇。AI半導体の大型受注を発表したことが好感された。株主に対しマスク最高経営責任者(CEO)の最大1兆ドルの巨額報酬案を提示したテスラ(TSLA)は3.6%上昇。JPモルガン・チェース(JPM)は3.1%下落。米利下げ観測が強まり利ザヤの縮小が意識されて売られた。
原油先物相場は3営業日続落。前営業日比1.6ドル安の1バレル=61.8ドル。金先物相場は反発。前営業日比46.6ドル高の1トロイオンス=3653.3ドル。利下げ観測で金の投資妙味が強まり買われた。
米国債は大幅高(利回り低下)。8月雇用統計を受けて利下げ観測がより強まり債券に買い。円相場は反発。前日比1円10銭円高・ドル安の1ドル=147円35~45銭で取引を終えた。
【9月8日(月)の米国市場】
主な経済指標・イベント:
・NY連銀1年インフレ期待(8月)
・米消費者信用残高(7月)
主な企業決算の発表:
なし
~見通し~
・引き続き、利下げ観測の強まりから銀行を中心とした金融関連株が安くなるかもしれない。
SBI証券 投資情報部 植田 雄也
主要株価指数

(画像=SBI証券)
債券・商品市況

(画像=SBI証券)
主要通貨

(画像=SBI証券)
S&P500日中足チャート

(画像=SBI証券)
ナスダック日中足チャート

(画像=SBI証券)
S&P500セクター別

(画像=SBI証券)
S&P100種騰落率ランキング

(画像=SBI証券)
その他主要銘柄

(画像=SBI証券)
※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
⚠免責事項・注意事項 ・レポートおよびコラムの配信は、状況により遅延や中止、または中断させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。 ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても株式会社ファーストパートナーズ及び株式会社SBI証券(情報発信元を含む)は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。 重要な開示事項(利益相反関係等)について 投資情報の免責事項 【手数料等及びリスク情報について】 SBI証券で取り扱っている商品等へのご投資には、商品毎に所定の手数料や必要経費等をご負担いただく場合があります。また、各商品等は価格の変動等により損失が生じるおそれがあります(信用取引、先物・オプション取引、商品先物取引、外国為替保証金取引、取引所CFD(くりっく株365)では差し入れた保証金・証拠金(元本)を上回る損失が生じるおそれがあります)。各商品等への投資に際してご負担いただく手数料等及びリスクは商品毎に異なりますので、詳細につきましては、SBI証券WEBサイトの当該商品等のページ、金融商品取引法等に係る表示又は契約締結前交付書面等をご確認ください。 |