市況(場況)

日経平均は611円高と大幅3日続伸、TOPIXは取引時間中の史上最高値=8日前場

 8日前場は日経平均株価が、前週末比611円79銭高の4万3630円54銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同28.15ポイント高の3133.46ポイントと上昇し、一時41.27ポイント高の3146.58ポイントを付け、8月18日の取引時間中の史上最高値(3130.46ポイント)を大きく更新した。きのう7日に、石破茂首相が自民党総裁の辞任を表明。ポスト石破を巡り、財政拡張や新たな連立への期待が先行し、朝方から幅広い銘柄が物色される展開となった。堅調な値動きのなか、日経平均は午前10時52分には、同819円85銭高の4万3838円60銭まで上げ幅を拡大。8月19日の取引時間中の史上最高値(4万3876円42銭)に迫る場面もみられた。ただその後は、戻り待ちの売りに上値が重い展開となった。

 東証プライム市場の出来高は10億4978万株、売買代金は2兆3802億円。騰落銘柄数は値上がりが1208銘柄と7割を超えた一方、値下がりは332銘柄で、変わらずは79銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。三井不、菱地所などの不動産株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が上昇。武田薬、エーザイなどの医薬品株や、ソニーG、東エレクなどの電気機器株が高い。コマツ、菱重工などの機械株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も堅調。OLC、リクルートHなどのサービス株や、大和証G、野村などの証券商品先物株もしっかり。一方、三井住友、みずほなどの銀行株が安い。

 そのほか、ペプチドリム、キオクシア、ソシオネクス、マツダ、ジンズHDが上昇。半面、エイチームH、アステリア、日コンクリ、カナモト、MDMなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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