26日前場は日経平均株価が、前日比125円14銭安の4万5629円79銭と4日ぶりに反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同12.97ポイント高の3198.32ポイントと4日続伸し、連日で取引時間中の史上最高値を更新し、初の3200ポイント台を付けた。現地25日の米国株式は、利下げへの期待感がやや後退し3日続落。日本株もその動きを受け売りが先行し、日経平均は午前9時24分に、同331円85銭安の4万5423円08銭を付けた。ただその後は、9月配当の権利取りや円安が支えとなり下げ渋る展開で、一時上げ転換するなど底堅い値動きをみせた。
東証プライム市場の出来高は9億2395万株、売買代金は2兆6936億円。騰落銘柄数は値上がりが1178銘柄と7割を超えた一方、値下がりは370銘柄にとどまっている。変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち7業種が下落、26業種が上昇した。住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が下落。日立、東エレクなどの電気機器株や、SUMCO、LIXILなどの金属製品株も安い。ニコン、HOYAなどの精密機器株や、ソフバンGなどの情報通信株、DMG森精機、ディスコなどの機械株も軟調。一方、三井不、菱地所などの不動産株や、INPEX、石油資源などの鉱業株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が高い。
そのほか、TOWA、ローツェ、レーザーテク、ディスコ、キオクシアが下落。半面、LinkUG、パラベッド(監理)、群馬銀、千葉興銀、ステップなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社