市況(場況)

日経平均は1300円程度安、売り先行後も軟調推移=5日前場

 5日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比1300円程度安い5万200円前後で推移する。午前9時41分には、同1372円49銭安の5万124円71銭を付けている。現地4日の米国では、米金融大手CEO(最高経営責任者)が米国株式が今後10%以上調整する可能性があるとの見方を示したと報じられ、NYダウが続落、ナスダック総合指数は3日ぶりに反落した。日本株も米国株安を受け、前日からの弱い地合いが継続した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所算値比310円安の5万1200円だった。

 業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株が下落。ディスコ、菱重工などの機械株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株も安い。出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も軟調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も弱い。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、ファストリテなどの小売株、JR東日本、JR東海などの陸運株が高い。

 そのほか、ヒロセ電、日立建機、ソシオネクス、愛知時、キオクシアが下落。半面、ブレインP、日精工、日ハム、マンダム(監理)、FFJなどが上昇している。

 東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=153円台の前半(4日は153円58−60銭)、ユーロ・円が1ユーロ=175円台の後半(同177円04−08銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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