市況(場況)

日経平均は1284円安と大幅続落、一時5万円割れも後場に下げ幅縮小=5日後場

 5日後場は日経平均株価が、前日比1284円93銭安の5万212円27銭と大幅に続落。TOPIX(東証株価指数)も同41.85ポイント安の3268.29ポイントと続急落した。現地4日の米国で、ゴールドマン・サックスのCEO(最高経営責任者)が、ハイテク株のバリュエーションの高さを指摘、NYダウとナスダック総合指数はともに下落した。その流れを受け朝方から売りが先行、日経平均は午前11時30分に、同2423円62銭安の4万9073円58銭を付け、取引時間中としては10月27日以来6営業日ぶりに5万円を割り込んだ。後場に入り、短期的なリバウンドを狙った買いや押し目を拾う動きから下げ渋る格好となった。

 東証プライム市場の出来高は34億4287万株、売買代金は9兆582億円。騰落銘柄数は値上がりが420銘柄、値下がりは1145銘柄と7割超え。変わらずは50銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、NTT、ソフトバンクなどの情報通信株が下落。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、ディスコ、菱重工などの機械株も安い。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、帝人、東レなどの繊維株も軟調。出光興産、ENEOSなどの石油石炭株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も弱かった。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、伊藤忠、三井物などの卸売株、大成建、清水建などの建設株が上昇した。

 そのほか、ヒロセ電、ソシオネクス、日立建機、MARUWA、WOWOWが下落。半面、ブレインP、TOA、ティラド、日ハム、日精工などが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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