
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月13日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月13日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月13日 |
12日の米国株式は、NYダウが前日比326.86ドル高の4万8254.82ドルと4日続伸、ナスダック総合指数が同61.844ポイント安の2万3406.457ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億4550万株、ナスダック市場が79億346万株だった。NYダウは連日で終値ベースの史上最高値を更新した。米連邦議会の下院は同日、連邦政府のつなぎ予算案を通過させる見込みで、トランプ大統領が同法案に署名を行えば成立となる。引き続き、政府機関の正常化による景気の下ブレ回避を見込み、景気敏感株や金融株などが買われNYダウを押し上げた。同指数の採用銘柄では、ユナイテッドヘルスやゴールドマン・サックス、シスコ・システムズなどが値上がり率の上位に入っている。
13日の東京株式は、堅調な展開が続きそう。現地12日の米国株式は、ナスダック総合指数が続落したものの、NYダウは連日で終値ベースの史上最高値を更新した。きのうの東京市場ではTOPIX(東証株価指数)が史上最高値を塗り替える動きをみせた強い地合いが継続するとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の後半(12日は154円61-63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の半ば(同179円09-13銭)と円安方向に振れ、輸出関連株には支えとなりそう。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、SUMCO<3436.T>、日本製鉄<5401.T>、三住トラスト<8309.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比135円高の5万1255円だった。
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