25日前場は日経平均株価が、前週末比189円39銭高の4万8815円27銭と反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同0.10ポイント安の3297.63ポイントと小幅に続落した。24日の米国株式市場では、ウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事の発言を受け12月FOMC(連邦公開市場委員会)での利下げ期待が高まり、NYダウ・ナスダック総合指数が続伸した。3連休明けの東京市場は米国株高を好感。半導体関連などAI銘柄の一角が主導し、日経平均は午前9時3分に同556円44銭高の4万9182円32銭を付けた。ただ、買い一巡後は戻り待ちの売りに上値が重く、時間外取引で米株価指数先物が下げていることもあり、上げ幅を縮小した。
東証プライム市場の出来高は11億9786万株、売買代金は2兆9618億円。騰落銘柄数は値上がりが833銘柄、値下がりは710銘柄、変わらずは68銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日本紙、北越コーポなどのパルプ・紙株が上昇。中部電、関西電などの電気・ガス株や、エーザイ、第一三共などの医薬品株も高い。TOTO、特殊陶などのガラス土石株や、SUMCO、洋缶HDなどの金属製品株も堅調。リクルートH、日本郵政などのサービス株や、INPEX、石油資源などの鉱業株もしっかり。一方、NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、MS&AD、第一生命HDなどの保険株が安い。
そのほか、板硝子、富士紡HD、住友電工、KOKUSA、藤田観が上昇。半面、三井金属、M&A総研、東電力HD、メドレー、Vキューブなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社