
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月1日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月1日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月1日 |
前週末11月28日の米国株式は、5日続伸した。NYダウが前日比289.30ドル高の4万7716.42ドル、ナスダック総合指数が同150.996ポイント高の2万3365.686ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が6億8991万株、ナスダック市場が41億1838万株だった。引き続き、12月9-10日に行われるFOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待が相場を支えた。また、年末商戦が本格的に始まり、旺盛な消費活動を見込むことも後押しとなった。ただ、同日は感謝祭翌日で午後1時までの短縮取引のため、積極的に上値を追う動きは限られた。NYダウ採用銘柄では、IBMやJPモルガン、アマゾン・ドット・コムなどが値上がり率の上位に入っている。
12月1日の東京株式は、もみ合いが続きそうだ。現地11月28日の米国株式は5日続伸となったことから、買い優勢スタートが見込まれる。ただ、買い手がかりに乏しいなか、米クリスマス商戦の行方も気がかりとみられ、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=156円台の前半(前週末11月28日は156円30-33銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の前半(同180円95-99銭)とやや円安方向にある。同28日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、INPEX<1605.T>、信越化<4063.T>、楽天グループ<4755.T>などが、同28日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同28日の大阪取引所清算値比20円安の5万230円だった。
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