経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/1/30

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年1月30日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

追加利下げに対する慎重姿勢が示され、3指数下落

3指数揃って下落。FOMCは市場予想通り主要政策金利の据え置きを決定。声明では、インフレへの警戒から慎重姿勢が示され、タカ派的だとの見方が市場で広がった。会合後のパウエルFRB議長会見では、インフレ鈍化のさらなる進展を見極めるために利下げを一時停止したと説明。しかし、今後の方向性を示唆するような新たな材料はなかった。

セクター別では、高水準の金利が懸念された不動産や、引け後に大手テック株が決算発表を控え、警戒感から情報技術の下落率が大きかった。一方、ディフェンシブの生活必需品や公益などは上昇。

債券利回りはまちまちで、変動率は小さかった。ドル指数もほぼ横ばい。政策金利の動向を反映しやすい2年債利回りは上昇。10年債券利回りはわずかに低下した。FOMCを通過し、金利先物市場では、次回3月会合での追加利下げが行われないとの見方が82%(1月FOMC結果発表前68%)まで高まった。※日本時間AM7時時点。

原油価格は反落。米国カナダとメキシコに対し、2/1から25%の関税を課す方針を示し価格は上昇していた。しかし、この日、米国の次期商務長官候補に指名されたハワード・ラトニック氏が、関税措置発動は回避可能との考えを示唆し、売りが広がった。

個別株では、引け後に10-12月期の決算発表を行なったマイクロフト(MSFT)は、時間外で一時2%超下落。「Azure」クラウド部門の伸びが前四半期比31%増で、アナリスト予想の同32%増と前四半期の同34%増をいずれも下振れたことが嫌気された。

同じく引け後に10-12月期の決算発表を行ったテスラ(TSLA)は、時間外で一時5.7%上昇。売上高と1株利益は、市場予想を下回ったが、2025年に成長が回帰するとの見通しを示したことが材料視された。

AI半導体大手エヌビディア(NVDA)は4%超下落。米当局者が、中国向け販売に追加的な抑止策の導入を検討していると明かしたことが伝わった。

【1月30日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
ECB:政策金利発表、ラガルド総裁会見
米新規失業保険申請件数(1月25日に終わる週)
米中古住宅販売制約(12月)

■主な企業決算の発表 
寄り前:キャタピラー(CAT)アルトリア・グループ(MO)マスターカード クラスA(MA)
引け後:アップル(AAPL)インテル(INTC)ビザ クラスA(V)ユナイテッド・ステイツ・スチール(X)

~見通し~
FOMCで特筆すべき新材料がなかったことや大引け後に決算発表を控え、まちまちの展開が続くと予想される。
SBI証券  投資情報部 栗本奈緒実

主要株価指数

主要株価指数

(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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(画像=SBI証券)

主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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