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1分でチェック!今週の米国株式 2026/2/9

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1分でチェック!今週の米国株式

(画像=SBI証券)

この記事は2026年2月9日にSBI証券で公開された「1分でチェック!今週の米国株式 」を転載したものです。
掲載記事(最新版):1分でチェック!今週の米国株式

今週の米国株はビットコインや金・銀価格がポイントか

先週の振り返り

先週の米国株は当初はAI脅威論によるソフトウェア関連株の下落が目立ったほか、ビットコイン価格が大統領選以降の上昇を一時帳消ししたことから投資家センチメントが悪化して、軟調な動きが目立ちました。その後、エヌビディア(NVDA)のCEOがAI需要は好調であり、顧客による設備投資は適切で持続可能な水準であるとコメントしたことに加えて、米景気期待などからキャタピラー(CAT)やゴールドマン サックス(GS)が牽引してNYダウが5万ドルを突破しました。VIX指数は一時20を突破しましたが2/6時点で17.76と節目の20を再び下回り、ボラティリティは落ち着きを見せ始めています。週間ベースではNYダウは4週ぶり反発、S&P500指数が反落、ナスダックは4週続落となりました。S&P500セクター別(11業種)の週間パフォーマンスは生活必需品や資本財・サービス、エネルギーなどが上げて、一般消費財・サービスやコミュニケーション・サービスなどが下げました。個別株では、キャタピラー(CAT)やウォルマート インク(WMT)、ジョンソン & ジョンソン(JNJ)などが史上最高値圏で推移しています。このほか、カーニバル(CCL)やメルク(MRK)などが52週高値圏です。S&P500指数採用銘柄で200日移動平均を超える比率は67%とやや改善しました。年初来のファクターリターンでは配当利回りやモメンタム、バリューがアウトパフォームしていて、配当利回りやバリューが目立ち始めています。

個別株ではパランティア テクノロジーズ A(PLTR)は米国の政府向け及び民間向けがともに好調だったほか、通期売上高見通しが市場予想を上回り、株価は大幅高となる場面がありました(その後はソフトウェア株安を受けて大幅下落)。タペストリー(TPR)はコーチブランドが売上高を牽引して通期業績見通しを上方修正したことから、大幅高となりました。一方、アルファベット A(GOOGL)は広告とクラウドが牽引して10-12月期の実質売上高とEPSが市場予想を上回ったものの、通期の設備投資計画がアグレッシブで、下落しました。アマゾン ドットコム(AMZN)はアグレッシブな設備投資計画(通期で2000億ドル)がネガティブ材料視されて、大幅下落しました。アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)は1-3月期売上高見通しが市場予想を上回ったものの、一部の高い予想には届かなかったことから、急落しました。なお、S&P500指数採用銘柄で291社が決算発表済みで、EPSが市場予想を上回るポジティブサプライズ比率は約8割とヒストリカルにみても堅調です。今週はアプライド マテリアルズ(AMAT)やコカ-コーラ(KO)、マクドナルド(MCD)などが決算発表を予定しています。

今週の見通しと注目セクター・テーマ

今週の米国株はビットコインや金・銀価格がポイントになると思われます。ビットコインと金・銀価格は不安定な動きが続いており、投資家のセンチメントにも影響を与え始めています。価格が安定化の動きを示すかどうか当面の米国株をみる上でも重要視されそうです。政府機関一時閉鎖の影響で発表が先送りされた雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想で前月比6.9万人増と前回(同5.0万人増)から改善見通しで、失業率は前回並みが見込まれています。CPIは前年比2.5%増と前回(同2.7%増)からインフレ鈍化見通しです。個別企業の決算では半導体製造装置大手アプライド マテリアルズ(AMAT)の売上高見通しが重要視されそうです。前回決算では2026年後半から需要が回復するとの見通しを示しており、この見方に変更があるかどうか注視されます。

注目セクター・テーマとしては下記を考えています。

業績上方修正関連:主力企業の決算発表が一段落する中、会社側が通期EPS見通しを上方修正している企業は業績面の安心感があると考えられ、投資家の注目を集めやすいと思われます。マケッソン コーポレーション(MCK)パーカーハネフィン(PH)ロックウェル オートメーション(ROK)タペストリー(TPR)

製造業関連:1月のISM製造業景況指数は新規受注や生産が牽引して好不況の境目である50を上回り、トレンドの転換の動きが見られます。1月FOMC声明文においても景気認識の表現をやや上方修正しており、関連銘柄は注目されやすいと考えられます。GE エアロスペース(GE)キャタピラー(CAT)RTX(RTXボーイング(BA)

ファクター関連:年初来のファクターパフォーマンスで配当利回りやバリューのアウトパフォームが目立ち始めています。銘柄選択の物色に変化が生じていることを示唆しており、関連銘柄は注目されやすいと考えられます。コナグラ ブランズ(CAG)リヨンデルバセル・インダストリーズ A(LYB)ゼネラル モーターズ(GM)ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)

重要イベント・主な経済指標

重要イベント・主な経済指標

※Bloombergデータ、各種報道をもとにSBI証券が作成

(画像=SBI証券)

著者プロフィール
齊木 良 (さいき りょう)
シニア・マーケットアナリスト(米国株担当)
(日本証券アナリスト協会 認定アナリスト) 
名古屋大学経済学部卒業。東海東京証券において主に外国株プロモーション、外国株トレーディングに従事。機関投資家向けの日本株トレーディングにも携わる。米国の証券会社へのトレーニー、コロンビア大学ビジネススクール客員研究員等を経て2022年4月よりSBI証券投資情報部に所属。ファンダメンタルズとトレーディングの両面から独自の視点で米国株を分析する。初心者向けやETFなど幅広いコンテンツも作成している。各種メディアでマーケットや個別銘柄に関するコメントも行う。毎週3Km泳ぐことをルーティンとしているほか、プロ野球やバレーボール等のスポーツ観戦のため野球場やドーム、アリーナによく通っている。
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