輸送用機器やエネルギー・環境事業などを手がける川崎重工業は10日、神戸製鋼所と水素発電における次世代水素燃料供給システムの運転を開始したと発表した。
運転を開始した次世代水素燃料供給システムにおいて、同社は液化水素ポンプによる昇圧を活用したガスタービン発電向け燃料供給システムの高効率化を、神戸鋼は液化水素の冷熱利用が可能となるIFV(中間媒体式液化水素気化器)の開発をそれぞれ担当。両社が開発を進めている水素燃料供給システムでは、液化水素ポンプが、水素を液体のまま効率的に昇圧するため、既存の水素をガス状態で昇圧し発電設備に供給する方式に比べて、大きな圧縮動力を必要とせず、発電システム全体の省エネ性を高めることができる。また、IFVにおいて気化時に発生する冷熱エネルギーを回収することで、ガスタービンの吸気冷却用途をはじめ、冷凍・冷蔵設備、データセンターの冷却、業務用・産業用空調など多様な用途への応用が可能となる。
10日の終値は、前日比625円高の1万6320円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
