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<相場の読み筋>2月5日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年2月5日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>2月5日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>2月5日

4日の米国株式は、3日ぶりに反発した。NYダウが前日比134.13ドル高の4万4556.04ドル、ナスダック総合指数が同262.060ポイント高の1万9654.015ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億1696万株、ナスダック市場が59億8032万株だった。米政府は4日、中国からの輸入品に10%の追加関税を実施。中国は対抗措置として米国からの輸入品に関税を課すことを発表、米中貿易摩擦の激化が警戒され売りが先行した。ただ、前日まで米経済への悪影響を警戒し下落していただけに、売り一巡後は、買い戻す動きから上昇に転じた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアーム・ホールディングス、アルファベット(グーグルの持ち株会社)などが、値上がり率の上位に入っている。

 5日の東京株式は、堅調な展開か。現地4日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数が3日ぶりにそろって反発した動きを受け、買い先行スタートが見込まれる。ただ、きのう4日は上値の重い展開だったことから、戻り待ちの売りが控えていることも想定され、上げ幅を縮小する展開もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(4日は155円32-34銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=160円台の前半(同160円16-20銭)と小動き。対ドルでの円高を警戒し、輸出関連銘柄の上値は重そう。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、信越化<4063.T>、パナソニック<6752.T>、ホンダ<7267.T>などが、4日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比340円高の3万9110円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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