
| この記事は2026年8月14日にSBI証券で公開された「NISAの積立に新しい選択肢 読売333とは何か?」を転載したものです。 掲載記事:NISAの積立に新しい選択肢 読売333とは何か? |

当ページの内容につきましては、SBI証券 投資情報部 髙田による動画解説も行っております。
ビギナーからベテランまで楽しんでいただけるような動画投稿を目指しています。
ぜひご覧ください。
NISAの積立に新しい選択肢 読売333とは何か?
今回のテーマは「読売333」です。
「NISA口座は開設したけど、何に投資していいかわからない」と思ったことはありませんか?
YouTubeやWEBで検索するとオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))がおすすめされることが多いと思います。
SBI証券でもオルカンは、投資信託の販売金額ランキングの上位常連となっています。
一方で「オルカンだけで大丈夫なの?」「為替リスクが怖いから、日本国内を投資対象にしたい」と考える投資家もいるのではないでしょうか?
そこで今回ご紹介するのが国内株式の新指数「読売333」と関連する投資信託です。
銘柄選びに困っている、オルカンに何か別の商品をプラスワンしたい投資家は要チェックです。
※本レポートでご紹介する銘柄、ランキングは過去の実績であり、将来の運用成果を保証または示唆するものではありません。
読売333とは?
読売333とは読売株価指数のことで、日経平均株価やTOPIXなどと同じ株価指数です。
比較的新しい株価指数で、読売新聞社が2025年3月24日に運営・公表を始めました。日本を代表する333銘柄で構成されており、「等ウェート」など、ほかの指数にはない特徴を持っています。
◎等ウェート型の株式指数
等ウェート型とは指数を構成する333銘柄をすべて同じ比率で組み入れる方法を意味しています。
日経平均株価は「株価平均型」のため、値がさ株(株価が高い銘柄)の変動が指数に対して与える影響が大きくなる傾向があります。TOPIXは「時価総額加重平均型」のため、時価総額が大きい企業の比率が高くなります。
どちらの指数も、国内の株式全体の動きを表しているイメージかもしれませんが、一部の影響度が大きい銘柄が指数の動きを左右してしまうことも珍しくありません。
一方で読売333はすべての銘柄が、組み入れ時点・リバランス時点で同じ比率で構成されるため、特定の銘柄が指数全体に強く影響を与えることを抑制できます(※1)。
※1:等ウェートを基本とするが、売買を抑えるため一定のウェート乖離を許容する仕組みがあり、四半期ごとにウェート調整を行う。
◎333銘柄の選び方
はじめに、国内に上場する全銘柄のうち、1日平均売買代金が多い500銘柄に絞り込みます。次に、浮動株の時価総額が大きい上位333銘柄を選び、構成銘柄としています。簡単に説明すると、株式市場での取引が活発で、企業規模が大きい銘柄を選んでいるといえます。
組み入れ時点では333銘柄すべて同じ比率で構成されますが、その後の株価の変動によって、個々の銘柄の組入比率も変わってしまいます。さらに、市場全体の時価総額のランキングも変動するため、定期的に構成銘柄をチェックする必要があります。
そのため、毎年11月に構成銘柄を定期的に入れ替えます。入れ替えの際には、銘柄の変更が多くなりすぎないように、すでに採用されている銘柄を優先的に採用するような仕組みも設けられています。また、2月、5月、8月に構成銘柄のウェート調整・リバランスを行うことで定期的に構成銘柄の比率をリセットしています。
読売333に関連する投資信託

※「読売333」と関連しており、NISAつみたて投資枠対象の商品をピックアップ。
※掲載は信託報酬が低い順。
(画像=SBI証券)
SBI証券で読売333に関連する投資信託を3銘柄ピックアップしました。
指数の算出・公表開始が2025年と比較的新しいため、関連商品も多くありませんでした。ほかにもETFで読売333に投資することは可能ですが、投信探求では投資信託にスポットを当てて商品を探しました。
この中から今回は最も信託報酬率(投資家が負担するコスト)が低い、「SBI 読売333インデックス・ファンド」について解説します。
SBI 読売333インデックス・ファンド
◎銘柄概要
本ファンドは読売333(読売株価指数・配当込み)に連動するような投資成果を目標として運用を行います。
年1回、4月16日(休業日の場合は翌営業日)に決算を行います。初回決算日は2027年4月16日の予定です。分配金については、委託会社が基準価額の水準、市場動向等を勘案して、その金額を決定しますが、信託財産の成長を優先するため、原則として分配を抑制する(分配しない)方針です。
◎注目ポイント
読売333を参照指数とするインデックスファンドのため、読売333の特徴である「等ウェート型」のインデックスファンドです。メリットとして、特定の銘柄の変動に基準価額が強く影響されない点が挙げられます。2026年初からの動きをみると、日経平均株価は半導体関連株に強く影響を受けたといえます。つまり、値上がり銘柄数が多くても、ある特定の半導体関連株が大きく値下がりすることで、日経平均株価全体を押し下げてしまうことも珍しくなかったと思います。
等ウェート型であれば特定の銘柄の影響を抑えることができるので、より幅広く日本株の動きを基準価額に反映させることができます。
また、国内株式を投資対象としているため、すでにオルカンに投資している場合、本ファンドを併せ持つことでリスク分散効果にも期待できます。オルカンの国別の組入割合をみると、アメリカが63.0%であるのに対し、日本は5.1%です(※1)。全体のうち過半をアメリカに投資しているため、本ファンドを組み合わせることで、アメリカ偏重のポートフォリオに分散効果をもたらすと考えられます。
デメリットは、特定の銘柄の影響を抑えようとするため、テーマ性がある銘柄の株価が大きく上昇しても、その恩恵を享受しにくいという点が挙げられます。つまり、半導体関連株などの特定の銘柄の変動に振り回されることが少ない一方で、これらの株価が大きく上昇しても、基準価額に与えるプラスの影響も小さくなりやすいことが欠点です。
※1:月次レポート(2026年6月30日基準)参照。

(画像=SBI証券)
銘柄選びに困ったら、読売333にも注目!
日本の主な株式指数といえば、日経平均株価とTOPIXの2つが挙げられると思います。読売333は新しく、認知度は高いとは言えませんが、ほかの指数とは異なる特徴があり、今後の組入銘柄の入れ替えやパフォーマンスに注目したいです。
また、「SBI 読売333インデックス・ファンド」は、今からNISAで積立を始める人や、銘柄選びに困っている人には、ぜひ知っておいてほしい銘柄の一つです。NISAつみたて投資枠=オルカンはスタンダードな投資手法になっているのではないかと思われますが、リスク分散効果を高めるためにも、オルカンにプラスワンする商品としては投資妙味があるのではないでしょうか。
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