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SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選

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SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選

(画像=SBI証券)

この記事は2026年9月2日にSBI証券で公開された「SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選」を転載したものです。
掲載記事:SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選
新興株ウィークリー

(画像=SBI証券)

当ページの内容につきましては、SBI証券 投資情報部長 鈴木による動画での詳しい解説も行っております。東証グロース市場・スタンダード市場の中小型株を中心に、好業績が期待される銘柄や、投資家の皆様が気になる話題についてわかりやすくお伝えします。

新興株ウィークリー※YouTubeに遷移します。

SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選

「SaaSの死」という言葉をご存じでしょうか?

インターネット経由でクラウドサービス業者が提供するソフトウェア機能を利用する形態であるSaaSの存在がAIエージェントの登場によって、脅かされてしまうという意味で使われます。英語では「SaaSpocalypse」と表され、SaaSと「終末・大災害」を意味するアポカリプスを合わせた造語です。

SaaS企業が提供する会計・労務などのサービスはネット経由で社外から複数人がアクセスできます。コロナ禍以降のリモートワークが普及した社会では、とても便利なサービスとして利用されてきました。また、サブスク形式で利用することによって、システム導入の初期費用を削減できるメリットもあります。

ところが、顧客企業のAIエージェントが業務を完結させることで、SaaS企業が提供するサービスの利用者や顧客が減ってしまうのではないかと懸念されています。

2026年を振り返ると、SaaSの死は株価にも影響を与えていて、SaaS関連銘柄はAIの代替懸念から、株価が軟調な展開を強いられてきたといえます。

ところが、現地8月26日に発表された米・セールスフォース(CRM)の好決算をきっかけに、SaaS関連銘柄が見直されているようです。セールスフォースはSaaS関連の大手であり、代表格でもあります。その企業の好決算はSaaSに対するネガティブなイメージを払拭する材料になるといえます。

そこで今回は国内のSaaS関連銘柄について探ってみました。

【銘柄一覧】SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選

【銘柄一覧】SaaS復活か!? セールスフォース好決算で見直し期待株6選

※会社公表資料、QUICKデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄コード順に掲載。


(画像=SBI証券)



★スクリーニング条件
1.時価総額1,000億円未満
2.前期の純利益実績が黒字
3.各種資料・報道などから、「SaaS」に関連する銘柄とみられること
4.取引所または日証金、当社による信用規制・注意喚起銘柄を除く

一部掲載銘柄を詳細に解説!

チームスピリット(4397)

★日足チャート(6か月)

日足チャート

(画像=SBI証券)

★業績推移(百万円)

業績推移

(画像=SBI証券)

◎セールスフォースの基盤を利用した勤怠管理システムを提供

東証グロース市場に上場しており、時価総額は71億円です(※1)。勤怠、工数管理、経費精算などに対応するSaaSプラットフォームである「TeamSpirit」を提供しています。

AIを組み込んだサービスもリリースしており、「TeamSpirit AIシフトエージェント」ではAIがシフト作成を行い、将来的な労働基準法の改正も見据え、対応できるようにしています。

チームスピリットの特徴はSalesforceプラットフォームを使用している点です。大手プラットフォーマーのセールスフォースの基盤を利用することで、セキュリティや安定性を自前で構築するコストが削減できます。また、既存のSalesforceプラットフォームを使ったCRM(顧客管理)などのシステムと連携しやすいというメリットがあります。

大手のプラットフォームにインフラ部分をゆだねることで、チームスピリットは開発リソースを勤怠機能などのサービスに集中させることができます。

※1:2026年9月1日時点。


◎増収増益も、次の四半期でコスト増を見込む

7/15に発表された2026年8月期第3四半期累計の業績は売上高が44億3,200万円(前年同期比24.7%増)、営業利益が4億3,100万円(同60.8%増)で増収増益でした。年間の1株当たり配当金の予想は無配となっています。

第3四半期時点の通期計画に対する進捗は売上高で77.7%、営業利益は100.2%です。営業利益が通期計画を達成しているにもかかわらず、業績予想を据え置いているのは、第4四半期にSalesforceプラットフォームのセキュリティ対応費用や、事業成長のための開発投資を見込んでいるためです。


◎株価の推移と今後の展開

9/1の終値427円は過去10年では低い株価水準といえます。2019年6月の高値は3,375円であり、長期的には株価が大きく下落しています。近年は大型株主導の相場であったことや、同社が成長投資を優先させ、2022年8月期から3期連続最終赤字だったことが影響していると思われます。一方で、売上高は順調に増加しており、成長が継続していることが窺えます。なお、2025年8月期には純利益が黒字転換しています。直近では6/26の安値350円をつけて以降は上昇基調に転じていますが、過去の株価と比較すると、依然として低い水準で推移しています。

また、無配が継続しているため、配当を出すなどのサプライズがあると株価は上昇する可能性があります。

今後は決算発表などで売上高などの成長継続を確認しながら、株価の上昇に期待したい銘柄です。

スマレジ(4431)

★日足チャート(6か月)

日足チャート

(画像=SBI証券)

★業績推移(百万円)

業績推移

(画像=SBI証券)

◎店舗運営・管理をまとめてサポートする「スマレジ」を提供

東証グロース市場に上場しており、時価総額は717億円(※1)です。iPhoneやiPadのアプリを利用して、会計や売上集計、在庫管理などを一括で行えるクラウドPOSレジの「スマレジ」を飲食店や小売業者向けに提供しています。スマレジでは日々の売上や在庫のデータがクラウドに蓄積されており、確認したいときに、リアルタイムで確認・分析が可能です。ほかにもキャッシュレス決済や会計ソフト、勤怠管理システムなどの連携に対応しており、店舗の運営・管理に必要な機能がまとめて提供されています。「スマレジ」は全国56,000店舗(※2)で導入されており、幅広い支持を得ているようです。スマレジ社のWEBサイトでは導入実績がある店舗として「Soup Stock Tokyo」や「とらや」、「JT」などが紹介されています。

スマレジについては2026年6月3日掲載の「目指せテンバガー!大幅増収増益継続期待の8銘柄」でもピックアップしてご紹介しています。

※1:2026年9月1日時点。

※2:2026年4月時点。スマレジ社のWEBサイトより。


◎前期は増収増益。売上高は13年連続増収を達成。

2026年4月期の通期業績は売上高が133億4,500万円(前期比20.6%増)、営業利益が32億1,600万円(前期比35.2%増)の増収増益でした。13年連続増収を達成しており、成長を続けている企業であることが分かります。売上高営業利益率は24.1%で前期の21.5%より改善しています。機器販売等のフロー収入からサブスクのストック収入への転換が進み、売上構成が変化しています。ストック型収益比率は75.6%となり、2025年4月期の69.3%よりも上昇しています。フロー収入とは異なり、ストック収入は安定したキャッシュフローを生みやすく、ストック収入の増加は好材料といえます。2026年4月期の平均解約率も0.48%と過去最低水準であり、今後も継続した増収が見込めそうです。

2027年4月期の業績予想は、売上高が153億8,700万円(前期比15.3%増)、営業利益が40億400万円(同24.5%増)です。年間の1株当たり配当金の予想は29円で、前期比5円の増配計画になっています。予想配当利回りは0.79%です(※3)。

※3:2026年9月1日の終値をもとに計算。


◎株価の推移と今後の展開

3/23に年初来安値1,969円をつけて以降、株価は大きな調整もなく、上昇基調で推移しています。2026年はAI・半導体主導の相場が続き、「SaaSの死」がSaaS関連銘柄の逆風になっている中で、同社の株価は堅調に推移している印象を持ちます。AI・半導体関連相場が一服・調整する局面では、ストック収入を増加させ、更なる成長と安定したキャッシュフロー収入が期待される同社に、市場の資金が流入する可能性があります。目先のイベントとしては9/14に2027年4月期第1四半期の決算発表が予定されています。決算発表前後の株価の乱高下には注意が必要です。

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