
(画像=SBI証券)
この記事は2025年2月7日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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主要3指数はまちまち。時間外でアマゾンが下落。
2月6日(木)の米国株式市場は、引け後にアマゾンの決算発表、翌日に雇用統計の発表を控えて様子見姿勢が強まり、主要3指数はまちまち。ダウ平均は、ハネウェルインターナショナル、セールスフォース、IBMなどの下落を受けてマイナス。ナスダックはエヌビディア(NVDA)など半導体株の戻りが続いて上昇した。
経済指標では、新規失業保険申請件数(2月1日に終わる週)が21.9万人と、前週の20.8万人、市場予想の21.3万人を上回った。
債券利回りは幅広い年限で上昇。10年国債利回りは前日につけた約1ヵ月半ぶりの低水準から小幅に反発した。新任のベッセント財務長官より、トランプ政権が引き下げたいと考えている金利は、政策金利ではなく10年国債利回りだとの発言があった。
ドル円は引き続き日銀による政策金利引き上げが意識されて151円台半ばに大幅続落。原油価格(WTI先物価格)は70ドル台半ばに続落。金価格はトランプ政権政策による不確実性の高まりを受けて安全資産としての需要から最高値更新が続いていたが、4日ぶりに反落。
セクター別には、生活必需品、金融、情報技術が上昇する一方、エネルギー、ヘルスケアが下落。
個別銘柄では、タバコのフィリップ モリス インターナショナル(PM)の10-12月期決算が、売上・EPSとも市場予想を上回り、ニコチンパウチ「ZYN」などタバコ代替品の売上拡大が好感されて+11.0%、上場来高値を更新した。
医薬品のイーライ リリィ(LLY)は、売上をけん引している糖尿病治療薬「マンジャロ」、肥満治療薬「ゼップバウンド」とも流通在庫が溜まっていた影響を受けたとみられ、7-9月期に続いて10-12月期売上も市場予想を下回った。しかし、2025年12月期ガイダンスで、売上レンジの中央値が前年比32%増、調整後EPSの中央値が前年比79%増と高成長の継続が示されて+3.4%。
前日引け後に決算を発表したアーム ホールディングス ADR(ARM)は、1-3月期の売上ガイダンスが期待ほどでなかったとされ-3.3%。クアルコム(QCOM)も10-12月期決算は市場予想を上回ったものの、1-3月期のライセンス収入ガイダンスが市場予想を下回ったことが嫌気されて-3.7%。
本日引け後に決算を発表したアマゾン ドットコム(AMZN)は、10-12月期の売上・EPSとも市場予想を上回った。一方、1-3月期の売上ガイダンスは、売上・利益とも市場予想を下回った。ドル高によるマイナスの影響を受けるとコメントされた。時間外取引で-4%(日本時間7日(金)午前8時半)。
【2月7日(金)の米国市場】
主な経済イベント:米雇用統計(1月)、米ミシガン大学消費者信頼感(2月、速報値)
主な企業決算の発表:なし
~見通し~
1月雇用統計の非農業部門雇用者数は前月比17.5万人増の予想。ADP雇用統計やISM景気指数など関連する指標の実績から判断して強い数字が出やすいと考えられる。ただ、11月、12月の強い数字よりは低下して雇用市場の落ち着きを示すと期待される。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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