経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/2/20

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年2月20日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

ディフェンシブ株が下支えし、上昇。トランプ大統領による関税政策への懸念が継続

ディフェンシブ株の一角が下支えし、上昇。S&P500は最高値を連日更新。FOMCが利下げ再開を急いでいないことが明らかになった上、18日(火)のトランプ大統領による輸入自動車のほか医薬品や半導体への追加関税検討が引き続き警戒されたが、19日(水)の米国株式市場では、主要3指数はいずれも小幅に続伸した。

FOMC議事要旨(1/28-29開催分)では、根強いインフレ等を背景に、金利を据え置く姿勢が改めて示された。また、一部では、債務上限に伴う金融市場の混乱への備えのため、量的引き締め(QT)の一時停止または減速を検討することが適切とする意見が確認された。

セクター別では、ヘルスケアや生活必需品などディフェンシブセクターの上昇率が大きかった。一方、シクリカルの素材の下落率が大きかった。金融やコミュニケーションサービスもわずかに下落したが、そのほかのセクターは上昇。

債券利回りは低下(価格は上昇)。FOMC議事要旨で、バランスシート縮小ペースを巡り議論していたことなどが材料視された。

ドル指数は上昇。対円では、ドルは下落。日銀の高田審議委員が講演で、利上げ継続姿勢を改めて示し、日銀に対するタカ派観測が強まった。

原油価格は続伸。ロシアや米国で供給混乱への懸念が価格を押し上げたが、トランプ政権の関税政策により世界経済の見通しが悪化するのではという懸念が上値を抑制した。

個別株では、EV大手テスラ(TSLA)が+1.8%。トランプ大統領は、今後公表予定の輸入自動車の追加関税に関し、「25%くらいになるだろう」と述べ、米国で販売するEVを米国内で生産する同社への影響は少ないとの見方が広がった。

オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)が+4.4%。前日引け後に10-12月期の決算を発表し、1株利益が予想を上振れた。また、四半期配当の増額も好感された。

【2月20日(木)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(2月)
米新規失業保険申請件数(2月15日に終わる週)
シカゴ連銀グールズビー総裁がQ&Aに参加
セントルイス連銀ムサレム総裁が講演

■主な企業決算の発表 
寄り前:ウォルマート(WMT)
引け後:ブッキング・ ホールディングス(BKNG)ニューモント(NEM)トリップアドバイザー(TRIP)ユニティソフトウェア(U)

~見通し~
寄り前の小売決算に注目が集まる。米国は個人消費がGDPの約7割を占めており、同決算内容や見通しで、力強さを示すことができれば株式市場への追い風となるだろう。
SBI証券  投資情報部 栗本 奈緒実

主要株価指数

主要株価指数

(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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(画像=SBI証券)

主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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