
(画像=SBI証券)
この記事は2025年3月10日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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反発。労働指標が軟調となり下落するも、FRB議長発言を受け上昇
3指数揃って反発。労働指標が軟調となり下落で始まるも、パウエルFRB議長が米経済は順調で政策金利の調整は急ぐ必要はないとの発言を行い上昇に転じた。また、足元の株安を受け、買い戻しが入ったと指摘する声も市場から聞こえた。
2月雇用統計では、労働市場の弱含みを示唆。非農業部門雇用者数が前月比15.1万人増(予想16万人増、前回値12.5万人増)と予想を下振れ。失業率は4.1%(予想4%、前回値4%)と予想を上振れた。また、トランプ大統領の政策により連邦政府の雇用が減少。
セクター別では、公益やエネルギー等が上昇。ブロードコム(AVGO)が上昇し、半導体株が買われ、情報技術の上昇率も大きかった。一方、ディフェンシブの生活必需品や、米経済の先行き懸念が広がったことで金融が下落。
債券利回りは上昇(価格は下落)。序盤は2月雇用統計の結果を受け利回り低下していたが、前述のFRB議長の発言を受け上昇に転じた。
2月雇用統計の結果を受け、米経済に対する先行き懸念が広がり、ドル指数は下落。
原油価格は4日続落。OPECプラスによる生産引き上げ観測が引き続き材料視された。
金価格は上昇。ドルの下落で割高感が減じたほか、貿易摩擦激化懸念により安全資産として選好された。
個別株では、半導体大手のブロードコム(AVGO)が8%超の大幅高。前日引け後の決算発表で示された2-4月期の売上高見通しが、市場予想を上振れた。
会員制大型倉庫店のコストコ・ホールセール(COST)は-6.1%。11-1月期の売上高は予想を上振れたが、商品コストの上昇が重しとなり、1株利益は予想を下振れた。
【3月10日(月)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
エネルギーの国際会議「CERAウイーク」(米テキサス州ヒューストン、14日まで)
トランプ大統領がテクノロジー企業CEOと会合
■主な企業決算の発表
なし
~見通し~
動意材料の少ない中、方向感に乏しい展開が予想されるが、関税政策の動向に関しては注意が必要。
SBI証券 投資情報部 栗本奈緒実
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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