
(画像=SBI証券)
この記事は2025年3月31日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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消費者マインドの弱含みと、インフレ圧力の強さが示唆され、3指数揃って大幅安
3指数揃って大幅安。マグニフィセント7などの大型テック株を中心に売りが広がり、ナスダックの下落率が目立った格好。
経済指標の発表で、消費者マインドの弱含みと、インフレ圧力の強さが示唆されたことが株式市場の重しとなった。
3月ミシガン大学消費者態度指数(確報値)は、57(速報値57.9)と速報値から下方修正。5-10年先の期待インフレ率は4.1%と約32年ぶりの水準まで上昇し、トランプ大統領の関税政策による物価上昇懸念を反映した。
2月米個人消費支出(PCE)は、変動の大きいエネルギーと食品を除したコア指数の伸び率が、前月比・前年同月比ともに市場予想を上振れた。
米経済の先行きに対する懸念が広がり、株式市場から債券市場に資金が流れ、債券利回りは大幅低下(価格は上昇)。ドルは、対円や対ユーロで下落。原油価格はエネルギー需要が落ち込むとの見方から、3日ぶりに反落。
金価格は続伸し、最高値を更新。貿易戦争が拡大するとの懸念が依然として価格を押し上げた。
個別株では、スポーツウエアのルルレモンアスレティカ(LULU)が14%超の大幅安。 トランプ米政権の関税政策や消費者心理の悪化を減速要因とし、26年1月期の売上高見通しの下方修正を行った。
エヌビディア(NVDA)も出資するAI向けクラウドのコアウィーブ(CRWV)が新規上場したが、初値が公開価格を下振れた。
【3月31日(月)の米国市場】
■主な経済指標・イベント
日本鉱工業生産(2月)
中国製造業・非製造業・コンポジットPMI(3月)
シカゴ購買部協会景気指数(3月)
■主な企業決算の発表
なし
~見通し~
トランプ政権による相互関税や、最大25%までの自動車関税の導入を週内に控え、積極的な買いが入りにくいと考えられる。四半期末を迎えるため、ポジション調整とみられる売りが発生する可能性も。
SBI証券 投資情報部 栗本 奈緒実
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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