経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/4/1

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年4月1日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

S&P500は直近安値を割り込んだ後、プラスで引けた。

3月31日(月)の米国株式市場は、週末にトランプ大統領が4月2日(水)に発表する「相互関税」はすべての国を対象とすると発言して大きく下落して始まり、S&P500は3月13日(木)に付けた直近安値を一時下回ったが、その後押し目買いが入ってプラスで引けた。

ダウ平均とS&P500は4日ぶりに反発、ナスダックは4日続落。セクター別には、テスラ(TSLA)の下落が効いた一般消費財・サービスのみ下落、10セクターが上昇、生活必需品、金融の上昇が大きい。大手テクノロジー株は、エヌビディア(NVDA) が-1.2%、アマゾン ドットコム(AMZN) が-1.3%の一方、アップル(AAPL)は+1.9%。

相互関税に関しては、先々週末に15ヵ国程度に限定される見通しとの報道があったが、トランプ大統領はこれを明確に否定したことで、市場心理の重石となった。

経済指標では、シカゴ購買部協会景気指数(PMI)が47.6と前月の45.5から改善、市場予想の45.2も上回った。同指標は1日(火)に発表されるISM製造業景気指数の先行指標として注目される。

10年国債利回りはトランプ関税に対する不安の広がりを背景に続落(価格は上昇)。ドル指数は小幅に上昇、ドル円はリスクオフの動きを受けて一時149円を割り込んだが、150円近くまで戻して引けた。

原油価格はトランプ大統領のロシアに対する強硬な発言が供給不安を連想させて大幅に上昇した。金価格は関税リスクの広がりを受けて大幅続伸、3日連続で最高値を更新した。

新規上場の2日目を迎えたAIクラウドのコアウィーブ(CRWV)は、公開価格の40ドルを下回って-7.3%。同社はエヌビディアのAIコンピュータをクラウドで利用できるサービスを展開しており、市場参加者のAI需要に対する懐疑を象徴する形となった。

モデルナ(MRNA)はFDA(米食品医薬品局)のワクチン責任者が辞任したことを受けて-8.9%。同氏はケネディ厚生長官がワクチンに関する誤情報を広めていると批判した。ワクチンの承認が滞ることが懸念された。

【4月1日(火)の米国市場】

主な経済イベント:米求人労働異動調査(2月)、米ISM製造業景気指数(3月)

主な企業イベント:なし

~見通し~

相互関税の発表を控えてボラティリティの高い状況が続きそう。2月求人労働異動調査、3月米ISM製造業景気指数とも市場にインパクトを与える可能性がある。2月求人数は前月の774万人から765万人に低下の予想、3月ISM製造業景気指数は前月の50.3から49.5に悪化の予想。

SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

S&P100種騰落率ランキング
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(画像=SBI証券)

その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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