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<相場の読み筋>4月2日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年4月2日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月2日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>4月2日

1日の米国株式は、NYダウが前日比11.80ドル安の4万1989.96ドルと小反落、ナスダック総合指数は同150.604ポイント高の1万7449.891ポイントと5日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億1509万株、ナスダック市場が69億1129万株だった。米3月ISM製造業景況感指数が49.0となり、市場予想平均の49.5をやや下回り、好不況の分かれ目である50を割り込んだ。関税政策への不透明感が影響したとみられるほか、現地2日には米政府が相互関税について発表を行う予定で、様子見姿勢が強まるなかNYダウは一時480ドルを超える下げをみせた。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、続落の反動や買い戻す動きからテスラやマイクロン・テクノロジーズ、マイクロソフトなどが上昇した。

 2日の東京株式は、もみ合い商状となりそう。現地1日の米国株式は、NYダウが小反落した一方、ナスダック総合指数は5日ぶりに反発するなどまちまち。東京市場は、手がかり材料難のなか、米政府が導入予定する相互関税の内容を確認したいとして、積極的な売買は限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=149円台の半ば(1日は149円62-64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=161円台の半ば(同161円60-64銭)と小動き。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比125円高の3万5745円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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