
(画像=株式新聞)
この記事は2025年4月22日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>4月22日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>4月22日 |
21日の米国株式は、4日続落した。NYダウが前営業日比971.82ドル安の3万8170.41ドル、ナスダック総合指数が同415.547ポイント安の1万5870.901ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3127万株、ナスダック市場が60億4410万株だった。米3月景気先行指標総合指数が前月比0.7%減と市場予想を下回り、景気悪化への警戒感が高まった。引き続き、トランプ大統領はFRB(米連邦準備制度理事会)に対して利下げを要求。関税政策による先行き不透明感に加え、金融政策のカジ取りへの影響が警戒され、NYダウは一時1300ドルを超える下げをみせる場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやエヌビディア、アーム・ホールディングスなどが下落した。
22日の東京株式は、続落後も軟調か。現地21日の米国株式が下落したことを受け、売り先行スタートが見込まれる。その後は、手がかり材料に乏しいなか、外部要因に左右されにくい内需関連銘柄への物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=140円台の後半(21日は140円55-57銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の前半(同162円41-45銭)と若干円高に振れている。21日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ニデック<6594.T>、キーエンス<6861.T>、ローム<6963.T>などが、21日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、21日の大阪取引所清算値比105円安の3万4155円だった。
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