経済・ビジネス情報

<相場の読み筋>5月2日

  • 公開日:
  • 更新日:
相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月2日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月2日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月2日

 1日の米国株式は、NYダウが前日比83.60ドル高の4万752.96ドルと8日続伸、ナスダック総合指数が同264.398ポイント高の1万7710.740ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億2441万株、ナスダック市場が73億9841万株だった。4月30日の通常取引終了後に決算発表を行ったマイクロソフトやメタ(旧フェイスブック)が好調な決算を背景に買われた。米4月ISM製造業景況感指数は48.7となり市場予想平均の47.9を上回ったことも支えとなった。NYダウ採用銘柄では、マイクロソフトのほか、アマゾン・ドット・コムやエヌビディアが値上がり率の上位に入っている。

 2日の東京株式は、堅調な展開か。現地1日の米国株式が上昇していることから、きのう1日の堅調な地合いが継続するとみられる。一方、米政権の関税措置をめぐり、赤沢経済再生担当相がベッセント米財務長官と2回目の交渉を行っていることから、交渉の内容や進展状況などを確認したいとして、手控えムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の前半(1日は144円36-38銭)、ユーロ・円が1ユーロ=164円台の前半(同163円28-32銭)と円安方向に振れている。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、TDK<6762.T>、アドバンテス<6857.T>、京セラ<6971.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比295円高の3万6845円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

株式新聞

1949年に創刊した日本最大の証券専門紙。専門記者による注目銘柄情報や株式情報、株式ニュースなど最新の情報を発信しています。