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<相場の読み筋>5月16日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月16日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月16日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月16日

  15日の米国株式は、NYダウが前日比271.69ドル高の4万2322.75ドルと3日ぶりに反発、一方、ナスダック総合指数が同34.491ポイント安の1万9112.319ポイントと7日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億9014万株、ナスダック市場が87億9984万株だった。米4月小売売上高が前月比0.1%上昇し、市場予想平均の横ばいを上回ったが反応は限られた。米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)し、株式への相対的な投資妙味が浮上した。NYダウ採用銘柄では、米当局が不正の疑いで捜査を行っていると報じられたユナイテッドヘルスが急落した一方、シスコシステムズやアムジェン、コカ・コーラなどが買われ同指数の上昇を支えた。

 16日の東京株式は、上値の重い展開か。現地15日の米国株式は、NYダウが反発したものの、ナスダック総合指数やSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は下落するなどまちまち。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の半ば(15日は145円88-90銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の後半(同163円35-39銭)とやや円高方向にある。円高への警戒や週末要因から手控えムードが強まることも想定され、弱含む場面もありそう。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら日立<6501.T>、ニデック<6594.T>、キーエンス<6861.T>などが、15日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所清算値比45円高の3万7755円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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