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<相場の読み筋>5月19日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月19日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月19日

 前週末16日の米国株式は、NYダウが前日比331.99ドル高の4万2654.74ドルと続伸、ナスダック総合指数が同98.783ポイント高の1万9211.102ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億1738万株、ナスダック市場が92億5508万株だった。5月ミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)は50.8と市場予想平均の53.4を下回ったほか、1年先の予想インフレ率は7.3%と前月の6.5%から上昇したことから、下落する場面もみられた。その後、英フィナンシャル・タイムズは、米国がEU(欧州連合)との貿易協議を開始したと報じ、上昇に転じた。NYダウ採用銘柄では、前日に急落したユナイテッドヘルスをはじめスリーエム(3M)、ウォルマートなどが値上がり率の上位に入っている。

 19日の東京株式は、軟調な展開か。米大手格付け会社ムーディーズは、米国債の信用格付けを最上位の「Aaa」から「Aa1」一段階引き下げたことを受け、リスク回避姿勢が強まりそう。また、米国市場の反応をみたいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=145円台の前半(前週末16日は145円24-25銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同162円78-82銭)と小動き。前週末16日のADR(米国預託証券)は円換算値で、第一三共<4568.T>、ニデック<6594.T>、川重<7012.T>などが、同16日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同16日の大阪取引所清算値比225円高の3万7995円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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