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<相場の読み筋>5月23日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年5月23日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>5月23日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>5月23日

 22日の米国株式は、NYダウが前日比1.35ドル安の4万1859.09ドルと小幅に3日続落、ナスダック総合指数は同53.092ポイント高の1万8925.735ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6893万株、ナスダック市場が75億8871万株だった。米週間の新規失業保険申請件数が22万7000件となり、市場予想平均の23万件よりも良好だった。関税政策による経済への先行き不透明感が強いなか、堅調な経済指標が好感されNYダウは220ドルを超える上昇をみせる場面もあった。ただ、取引終了にかけて伸び悩んだ。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアルファベット(グーグルの持ち株会社)、アマゾン・ドット・コムなどが堅調で指数の上昇を支えた。

 23日の東京株式は、弱含みの展開か。現地22日の米国株式は、NYダウが小幅に下落した一方、ナスダック総合指数は3日ぶりに反発するなど、まちまち。日経平均株価は、きのうの弱い地合いや手がかり材料に乏しいことなどから、売り優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=144円前後(22日は143円04-06銭)、ユーロ・円が1ユーロ=162円台の半ば(同161円94-98銭)と円安方向に振れている。輸出関連銘柄には見直しの動きがありそうだ。22日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、第一三共<4568.T>、ニデック<6594.T>、キーエンス<6861.T>などが、22日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比20円高の3万7040円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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