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<相場の読み筋>6月13日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年6月13日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>6月13日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>6月13日

 12日の米国株式は、反発した。NYダウが前日比101.85ドル高の4万2967.62ドル、ナスダック総合指数が同46.609ポイント高の1万9662.485ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億218万株、ナスダック市場が125億4554万株だった。米5月PPI(卸売物価指数)の全体指数が前月比0.1%上昇し、市場予想平均の同0.2%上昇を下回り、インフレ再燃への警戒感が後退した。FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げへの期待から、米10年物国債の利回りが低下(価格は上昇)し、株価の相対的な割高感が薄れる格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アムジェンやエヌビディア、シスコ・システムズなどが買われた。

 13日の東京株式は、もみ合いとなりそう。現地12日の米国株式が反発したことから、買い優勢スタートとなりそう。ただ、前日に続き買い手がかり材料に乏しいなか、週末要因も重なり積極的に買い進む動きは限られそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=143円台の半ば(12日は143円87-88銭)と円高方向に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=166円台の前半(同165円82-86銭)と円安に振れている。対ドルでの円高を警戒する動きが強まる場面も想定される。12日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、ニデック<6594.T>、三住トラスト<8309.T>などが、12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物9月限の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比30円高の3万8180円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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