
(画像=株式新聞)
この記事は2025年7月8日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月8日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>7月8日 |
7日の米国株式は、NYダウが前営業日比422.17ドル安の4万4406.36ドルと反落、ナスダック総合指数が同188.586ポイント安の2万412.515ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億5437万株、ナスダック市場が74億3859万株だった。トランプ大統領は7日、日本と韓国に対して25%の関税を課し、8月1日から適用することを表明。その後、同大統領はミャンマーに40%、南アフリカに30%の関税を課すことも明らかにした。高関税による米経済への影響が懸念され、NYダウは一時660ドルを超える下げとなる場面もみられた。同指数の採用銘柄では、シャーウィン・ウイリアムズやトラベラーズ、アムジェンなどが値下がり率の上位に入っている。
8日の東京株式は続落後、弱含みの展開か。現地7日の米国株式の下落を受け、売り先行スタートとなりそう。トランプ大統領は現地7日、日本に対して4月に公表した24%を上回る25%の関税を課すことを明らかにした。交渉期限は8月1日までとされているが、交渉の先行き不透明感が強まり、手控えムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円前後(7日は145円19-20銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の前半(同170円52-56銭)と円安に振れている。7日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、信越化<4063.T>、村田製<6981.T>、オリンパス<7733.T>などが、7日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比80円安の3万9460円だった。
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