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<相場の読み筋>7月10日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年7月10日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月10日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>7月10日

 9日の米国株式は、NYダウが前日比217.54ドル高の4万4458.30ドルと3日ぶりに反発、ナスダック総合指数は同192.874ポイント高の2万611.338ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億8142万株、ナスダック市場が93億9895万株だった。ナスダック総合指数は3日に付けた終値ベースの史上最高値(2万601.101)を3営業日ぶりに更新した。米10年物国債の入札で堅調な需要が確認され利回りが低下(価格は上昇)。株式に対する相対的な割高感が後退し、株価の上昇を支えた。ハイテク株比率の高いナスダック市場ではエヌビディアが買われ、世界で初めて時価総額が4兆ドル(約585兆円)に乗せたほか、ギリアド・サイエンシズやメタ(旧フェイスブック)なども買われた。

 10日の東京株式は、堅調な展開か。現地9日の米国株高を受け、きのう9日の好地合いが継続し、買い先行スタートとなろう。日経平均株価は心理的なフシ目の4万円に迫る場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=146円台の前半(9日は146円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同171円91-95銭)と円高方向にある。買い一巡後は、輸出関連銘柄に重しとして意識されることも想定される。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、資生堂<4911.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテス<6857.T>などが、9日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比125円高の3万9925円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

 

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