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<相場の読み筋>7月14日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年7月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>7月14日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>7月14日

 前週末11日の米国株式は、NYダウが前日比279.13ドル安の4万4371.51ドルと3日ぶり反落、ナスダック総合指数が同45.138ポイント安の2万585.527ポイントと4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3920万株、ナスダック市場が71億8802万株だった。トランプ大統領は10日、カナダに対する関税率を35%にするとSNSに投稿。また、同大統領はNBCのインタビューで関税の通知を受け取っていない国に対しては一律で15%か20%の課税を行うことを検討していることも明らかにした。米国の関税政策による世界経済への影響が懸念されたほか、週末要因もあり、利益確定売りに押された。NYダウ採用銘柄では、ナイキやセールスフォース、ビザなどが値下がり率の上位に入っている。

 14日の東京株式は、もみ合いか。日経平均株価は、現地11日の米国株式が軟調だったことや、前週末11日に上値の重い展開だったこともあり、弱含みで推移しそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末11日は146円85-87銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の後半(同171円66-70銭)と小動き。対ドルでの円安を受け、輸出関連銘柄に物色の矛先が向かう場面も想定される。前週末11日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、武田薬<4502.T>、LINEヤフ<4689.T>、キーエンス<6861.T>などが、同11日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同11日の大阪取引所清算値比5円安の3万9505円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

 

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