
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月2日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月2日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月2日 |
1日の米国株式は、6日ぶりに反落した。NYダウが前週末比427.09ドル安の4万7289.33ドル、ナスダック総合指数が同89.764ポイント安の2万3275.922ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億9160万株、ナスダック市場が71億1803万株だった。米11月製造業PMI(購買担当者景気指数)が48.2となり、市場予想平均の51.9を下回った。景気の先行き不透明感が意識されたほか、NYダウは終値ベースで11月20日から同28日までの5営業日の間に1960ドルを超える上昇をみせていただけに、利益確定売りに押される展開となった。同指数の採用銘柄では、メルクやアムジェン、マクドナルドなどが値下がり率の上位に入っている。
2日の東京株式は反発後、上値が重そうだ。日経平均株価は、きのう大幅に反落した反動や、値ごろ感からの押し目買いなどが先行するとみられる。ただ、日銀利上げへの警戒感が継続し、積極的に買い進む動きは限られそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(1日は155円37-39銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の半ば(同180円33-37銭)と小動き。1日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ENEOS<5020.T>、ファナック<6954.T>、太陽誘電<6976.T>などが、1日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所清算値比175円高の4万9475円だった。
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