
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月5日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月5日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月5日 |
4日の米国株式は、NYダウが前日比31.96ドル安の4万7850.94ドルと3日ぶりに反落、一方、ナスダック総合指数が同51.044ポイント高の2万3505.136ポイントと3日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億5207万株、ナスダック市場が69億3548万株だった。引き続き、FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げ期待が支えとなり、NYダウは一時、3週間ぶりに4万8000ドル台に乗せる場面もみられた。ただ、11月12日に付けた終値ベースの史上最高値(4万8254.82ドル)を視界に捉え、一転して利益確定売りに押された。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、メタ(旧フェイスブック)やエヌビディア、テスラなどが上昇した。
5日の東京株式は、反落後も弱含みの展開か。現地4日の米国市場は、NYダウが下落したものの、ナスダック総合指数は上昇するなど、まちまちの動きだった。きのうの東京市場では、日経平均株価が大幅に3日続伸し11月13日以来、3週間ぶり5万1000円を回復した。投資家心理の好転が見込まれるものの、大幅高の反動や週末要因から、手じまい売りに押される動きが優勢となりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の前半(4日は155円24-26銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の半ば(同181円09-13銭)と円高に振れている。4日のADR(米国預託証券)は円換算値で、ダイキン<6367.T>、レーザーテク<6920.T>、太陽誘電<6976.T>などが、4日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、4日の大阪取引所清算値比430円安の5万570円だった。
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