
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月9日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月9日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月9日 |
8日の米国株式は、NYダウが前週末比215.67ドル安の4万7739.32ドルと反落、一方、ナスダック総合指数が同32.224ポイント安の2万3545.904ポイントと5日ぶりに下落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億6970万株、ナスダック市場が71億1850万株だった。9日から10日にかけて行われるFOMC(米連邦公開市場委員会)を控え、手控えムードが広がるなか利益確定売りに押される展開となった。NYダウ採用銘柄では、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やナイキ、アムジェンなどが値下がり率の上位に入っている。
9日の東京株式は、軟調な展開か。現地8日の米国株安を受け、売り優勢スタートが見込まれる。一方、8日午後11時15分ごろ青森県東方沖で発生した地震に関し、気象庁は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表。巨大な地震が発生する可能性がふだんよりも高まっているとされ、防災関連株に関心が向かう可能性もありそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の後半(8日は155円35-36銭)、ユーロ・円が1ユーロ=181円台の半ば(同181円11-15銭)とやや円安方向にある。8日のADR(米国預託証券)は円換算値で、INPEX<1605.T>、ニデック<6594.T>、日産自<7201.T>などが、8日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、8日の大阪取引所清算値比270円安の5万320円だった。
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