
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月11日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月11日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月11日 |
10日の米国株式は、NYダウが前日比497.46ドル高の4万8057.75ドルと3日ぶりに反発、一方、ナスダック総合指数が同77.669ポイント高の2万3654.155ポイントと続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が14億4977万株、ナスダック市場が64億5963万株だった。FOMC(米連邦公開市場委員会)では、政策金利の誘導目標を0.25%引き下げ、3.50-3.75%にすることを決定した。金利引き下げが米経済の下支えになるとの見方から、NYダウは一時630ドルを超える上昇をみせる場面もあった。同指数の採用銘柄では、ナイキやキャタピラー、ジョンソン・エンド・ジョンソンなどが値上がり率の上位に入っている。
11日の東京株式は、反発後も堅調か。現地10日の米国株式は、FOMCを無難に通過し上昇した。東京市場でもFOMCの結果待ちのような状況だっただけに、米国株高を追い風に買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=156円前後(10日は156円65-67銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=182円台の半ば(同182円47-51銭)と小動き。買い一巡後、輸出関連株は上値が重くなる場面も想定される。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、日立<6501.T>、TDK<6762.T>などが、10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比260円高の5万860円だった。
(イメージ写真提供:123RF)