経済・ビジネス情報

<相場の読み筋>12月12日

  • 公開日:
  • 更新日:
相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年12月12日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月12日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>12月12日

 11日の米国株式は、NYダウが前日比646.26ドル高の4万8704.01ドルと続伸、ナスダック総合指数は同60.300ポイント安の2万3593.855ポイントと3日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億1997万株、ナスダック市場が72億8021万株だった。前日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を引き下げたことが、米経済の下支えになるとの見方が継続。景気敏感や消費関連などが買われ、NYダウは11月12日に付けた終値ベースの史上最高値(4万8254.82ドル)を大きく更新した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック市場では、前日の通常取引終了後に決算を発表したオラクルの業績予想が市場予想平均に届かず、同社株が急落。AI(人工知能)関連に売りが波及し、アーム・ホールディングスやインテル、アルファベット(グーグルの持株会社)などが下げた。

 12日の東京株式は反発後、もみ合いか。現地11日の米国株式市場で、NYダウが終値ベースで史上最高値を更新した動きを受け、買い優勢スタートが見込まれる。また、きのう11日は、時間外取引で米株価指数先物が下げたこと受け下落していただけに、反動高もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(11日は156円04-05銭)と円高方向に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=182円台の半ば(同182円46-50銭)と小動き。円高の動きや週末要因から、取引時間の後半には値動きが重くなることも想定される。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、キリンHD<2503.T>、三井金属<5706.T>、ソフバンG<9984.T>などが、11日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比730円高の5万930円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

株式新聞

1949年に創刊した日本最大の証券専門紙。専門記者による注目銘柄情報や株式情報、株式ニュースなど最新の情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録