
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年12月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>12月19日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>12月19日 |
18日の米国株式は、NYダウが前日比65.88ドル高の4万7951.85ドルと5日ぶりに反発、ナスダック総合指数も同313.038ポイント高の2万3006.361ポイントと反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億7465万株、ナスダック市場が73億5106万株だった。米11月CPI(消費者物価指数)は、エネルギー・食品を除くコア指数が前年比2.6%上昇し、市場予想平均の同3.0%上昇を下回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げが来年も続くとの見方が継続し、NYダウは一時480ドル近い上昇をみせた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、前日の通常取引終了後に好決算を発表したマイクロン・テクノロジーや、テスラ、アマゾン・ドット・コムなどが買われた。
19日の東京株式は反発後、上値の重い展開か。現地18日の米国株高から、買い優勢スタートとなりそう。注目が集まる日銀の金融政策決定会合では、政策金利を0.25%引き上げ0.75%とすることが有力視されている。その後の見通しについて、取引終了後に行われる植田総裁の記者会見を確認したいとして、模様眺めムードが広がることも想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(18日は155円92-94銭)、ユーロ・円が1ユーロ=182円台の前半(同182円95-99銭)とやや円高方向にあり、輸出関連株には重しとなりそう。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、SUMCO<3436.T>、武田薬<4502.T>、日立<6501.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比150円高の4万9300円だった。
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