経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/2/25

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年2月25日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

テクノロジー株が下落。

2月24日(月)の米国株式市場は、先週末の相場下落を受けて一部銘柄には押し目買いが入ったものの、テクノロジー株が足を引っ張って主要3指数はまちまち。マイクロソフトがデータセンターのリース契約を解除しているとのアナリストレポートが出たことが影響しているとみられる。マイクロソフト(MSFT)が-1.0%、エヌビディア(NVDA)が-3.1%。

債券利回りは株式相場の軟調や2年国債の入札堅調を受けて低下、10年国債利回りが2ヶ月余りぶりの低水準を付けた。ドル円は149円70銭台に上昇。原油価格、金価格とも反発した。

個別銘柄では、週末に10-12月期決算を発表したバークシャー ハサウェイ B(BRKB)の2024年12月期営業利益が前年比27%増にあたる474億ドルに達して+4.2%。

アップル(AAPL)は、米国内の工場などに今後5年間で5,000億ドル(約75兆円)を投資する計画を発表して+0.6%。

スターバックス(SBUX)は経営立て直し策として経営や管理を担う従業員の約7%に当たる1,100人を削減すると発表して+1.3%。

引け後に10-12月期決算を発表したオンライン薬局を運営するヒムズ&ハーズヘルス(HIMS)は、供給不足下で特別に認められていた肥満治療薬の販売を近く中止するとして、時間外取引で17%の下落(日本時間25日(火)午前8時半)。21日(金)にFDA(米食品医薬品局)がノボノルディクスの肥満治療薬の供給不足は解消したとして、同社が販売していた肥満治療薬は販売中止が見込まれたことから25.8%下落していた。

2月21日(金)の米国株式市場は、前日ウォルマートの慎重な売上見通しを受けて変化していた市場心理が低調な経済指標の発表を受けて弱気に傾き、ダウ平均-1.69%、S&P500-1.71%、ナスダック-2.20%と、主要3指数とも大幅に下落した。マグニフィセント7はいずれも下落、エヌビディア(NVDA)は-4.1%。セクター別には、一般消費財・サービス、情報技術、資本財・サービスなどが2%を超える下落、生活必需品のみプラスを確保した。

経済指標では、2月のS&Pグローバル米国サービスPMIが50を割り込む悪化となったほか、2月ミシガン大学消費者信頼感の確報値が予想を下回り、1月中古住宅販売も前月比-4.9%と予想を下回った。

医療保険大手ユナイテッドヘルス(UNH)は、米司法省がメディケア(高齢者向け公的医療保険)プランの請求慣行を巡って調査に乗り出したとの報道が嫌気されて-7.2%。電子決済のブロック(XYZ)は10-12月期の利益が予想を下回って-17.7%。テスラ(TSLA)がパワーステアリングシステムの不具合でリコール(無償修理)を発表して-4.7%。

【2月25日(火)の米国市場】
主な経済イベント:S&PコアロジックCS住宅価格(12月)、米コンファレンスボード消費者信頼感(2月)
ダラス連銀ローガン総裁の講演、リッチモンド連銀バーキン総裁の講演
5年米国債入札
主な企業決算の発表:(寄り前)ホーム デポ(HD) (引け後)ワークデイ A(WDAY)

~見通し~
今週は26日(水)引け後のエヌビディア決算発表、28日(金)の1月個人消費支出物価指数などが注目点となっており、それまで相場は様子見となりやすいだろう。マイクロソフトのデータセンターのリース解約が、データセンター業界全体にどのような意味をもつかは、まだはっきりしないと考えられる。
SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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(画像=SBI証券)

その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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