
(画像=SBI証券)
この記事は2025年2月26日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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テクノロジー株が続落。
2月25日(火)の米国株式市場は、2月消費者信頼感指数が予想以上に悪化したことを受けて景気への懸念が高まり軟調な相場地合いが続いた。トランプ大統領がメキシコ、カナダに対する25%の関税引き上げは予定通り来週に発動の見込みだとしたことも市場の重石になったとみられる。
エヌビディア(NVDA)の決算発表を翌日に控えていることや米当局が中国の半導体産業に対する規制強化に動いていることから、テクノロジー株への売りが継続、ビットコインも大統領選挙以降3ヵ月ぶりに9万ドルを下回った。ダウ平均は、テクノロジーと金融銘柄を除いた過半の銘柄が上昇してプラスとなった。
コンファレンスボードの2月消費者信頼感は98.3と、前月の105.3、市場予想の102.5を大きく下回った。2022年からの変動範囲の下限まで低下した。
債券利回りは経済指標の悪化を受けてリスクオフムードが強まって大きく低下(価格は上昇)、10年国債利回りは4.3%を割り込んだ。ドル指数は金利低下を受けて下落、ドル円は一時148円台半ばまで下落する場面があった。原油価格は、景気減速懸念や供給拡大懸念を背景に下落、金価格は利益確定の売りが膨らんで反落。
セクター別には、生活必需品、不動産、ヘルスケアなどが上昇する一方、コミュニケーションサービス、情報技術、エネルギーなどの下落が大きい。
ホーム デポ(HD)の11-1月期決算は、既存店売上が前年同期比0.8%増で売上・EPSとも市場予想を上回り、四半期配当を2.2%引き上げた。2026年1月期ガイダンスは売上・EPSとも市場予想を下回ったが株価は+2.8%。
テスラ(TSLA)は、欧州市場の1月EV販売台数が前年比37%増と強いなか、同社の販売台数が同45%減にとどまったことが嫌気されて-8.4%。不振の理由として、同社のモデルYが刷新中にあることや、フォルクスワーゲン、ルノー、中国のSAICなどから新モデルが出ていることが考えられる。
オンライン薬局のヒムズ&ハーズヘルス(HIMS)が-22.5%。ノボノルディスクによる糖尿病・肥満治療薬の供給不足を背景に特別に認められていた後発薬の販売を、FDA(米食品医薬品局)が供給不足の状況が解消したとして、近く中止すると発表したことが嫌気された。
【2月26日(水)の米国市場】
主な経済イベント:米新築住宅販売件数(1月)
アトランタ連銀ボスティック総裁の講演、7年米国債入札
主な企業決算の発表:(寄り前)ロウズ カンパニーズ(LOW)
(引け後)エヌビディア(NVDA)、セールスフォース(CRM)、ペトロレオ ブラジレイロ ADR(PBR)
~見通し~
引け後に決算を発表するエヌビディアの11-1月期は売上が382億ドル(前年同期比73%増)、EPSは0.84ドル(同72%増)の予想。2-4月期見通しは売上が423億ドル(同62%増)、EPSは0.94ドル(同53%増)の予想。AI関連の周辺企業の決算からは、好調持続が期待されよう。中国発のAIモデル「ディープシーク」の影響に関するコメントが注目される。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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