
(画像=SBI証券)
この記事は2025年3月21日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。 掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定 |

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主要3指数とも小幅反落。時間外でマイクロンが上昇。
3月20日(木)の米国株式市場は、FOMCの結果発表を受けて上昇した前日の流れを継続することができず、トランプ関税への警戒が重石となって、主要3指数とも反落して引けた。前日にパウエルFRB議長はFOMC後の会見で、関税によるインフレに対する影響は”一時的(transitory)”で、リセッションのリスクは依然として低く、米国経済は健全とみられる、とコメントしていた。セクター別には、エネルギー、公益事業がプラスとなる一方、素材、生活必需品、情報技術などが下落した。
経済指標では、2月中古住宅販売件数は前月分が前月比-4.7%となっていた反動もあり、同+4.2%となって、市場予想を上回った。
債券利回りは前日のFOMCがハト派と捉えられたことから、前日に続いて幅広い年限で低下した。ドル指数は上昇。ドル円は148円台後半で引けた。原油価格は続伸、金価格は8日続伸して再び最高値を更新した。
個別銘柄では、アクセンチュア A(ACN)の12-2月期売上・EPSは市場予想を上回ったが、受注額が前年同期比3%減と市場予想を下回って-7.3%。
引け後に12-2月期決算を発表した半導体メモリーのマイクロン テクノロジー(MU)は、データセンターでの旺盛な需要を背景に実績、3-5月期ガイダンスとも市場予想を上回って、時間外取引で2%近く上昇(日本時間で21日(金)午前8時半)。
同じく引け後に決算を発表したフェデックス(FDX)は、米経済を巡る不透明性や企業間の貨物輸送の需要低下を理由に通期の利益見通しを下方修正したことが嫌気されて、時間外取引で5%下落(日本時間で21日(金)午前8時半)。
3月19日(水)の米国株式市場は、FOMCの結果発表を受けて主要3指数とも上昇した。ダウ平均が+0.92%、S&P500が+1.08%、ナスダックが+1.41%。
政策金利は市場予想通り据え置かれた。FOMCメンバーの2025年末政策金利予想は3.9%で、今後年内に2回の利下げを示唆、予想水準は12月から変わらなかった。2025年の実質GDP成長率見通しは、12月の前年比+2.1%から同+1.7%に下方修正、物価見通しは同+2.5%から同+2.7%へ上方修正された。
【3月21日(金)の米国市場】
主な経済イベント:NY連銀ウィリアムズ総裁が講演
主な企業イベント:(寄り前)カーニバル(CCL)
~見通し~
マイクロン テクノロジーの好決算がテクノロジー株に対するセンチメント改善につながる可能性に期待できよう。
SBI証券 投資情報部 榮 聡
主要株価指数

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債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。
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